自分を知ると言うこと

自分には何ができて、何ができないのか。最近みかけたとあるポストから気になったので書いてみようかなと思って、久しぶりの更新です。

フリースクールを経営している友人がこんなことを言っていたことがあります。

「自分自身を知り、そしてそれを伝える。それを知った他人があなた自身を知って、そこからどうしたらいいかを考える。そしてお互いがハッピーになれる環境を作る」

私のパートナーは、障害を持っていて、その障害故になかなか人とコミュニケーションを取ることができませんでした。そんな時に、その友人に相談したところ、このようなことを言ってもらいました。実際、自身はなぜこれができないのか、なんでわからないんだろうというのをずっと抱えて生きてきた中ではじめて、障害認定をもらったとき、本人の中では相当の葛藤があったはずです。でも、そのとき初めて自分を知ったことで、じゃぁつぎはどうすれば良いのかということになったのも事実。

実際、障害者用の雇用制度はハローワークのどこでも受け付けていて、そこの採用枠で採用されたことで、勤務先がそれを受け入れた上で、適切な仕事をさせてもらっているということは、非常に良かったことだなって思っています。このとき初めて、友人の言っていたことがようやくわかりました。

さて、ちょっと話が個人的なことになってしまいましたが、私と同じように新しいものが日進月歩で変わっていくようなところで仕事をしている人たちの多くが、自分にできるものとできないもの、強みと弱みに日々葛藤しているのでは無いでしょうか。とりわけ、一人ですべてをやっているような方であれば尚のこと、その葛藤たるや私自身想像すらできません。

誰もがスーパーマン、スーパーウーマンになれるのならなんの問題もありません。でも、スーパーマンにだって弱点(鉱石:クリプトナイト)があるように、スーパーマンだって、スーパーではないんですよね。そのかわり、その弱点をどうしたら克服できるのか、克服はできないけれどどう防ぐのか、それを考えることの方が大事ですよね。弱点を屁とも思わない精神力なのか、弱点を防ぐための新しいスーツを作るのか、でも、弱点を隠して隠して、そこから目を背けていたらどうでしょう?突然弱点を突かれて、なんの抵抗もできなくなりますよね。そのときの心的衝撃はどうでしょう?

自分自身の弱みを理解して、それをどうしていくのか。人一倍頑張って克服するのか、弱みをカバーするだけの強みをより強化するのか、自分の弱みを理解しつつその弱みをカバーする力を持っている人と協力していくか、いろんな方法がありますよね。なによりも大事なのは、自分の弱みをまずは受け入れること、そうでないとすべては始まらないんですよね。

幸いにして、私のいるような仕事では、とにかさまざまな領域に特化している人が沢山居ます。会社であれば、ビジュアルが得意な人、コーディング・スクリプト周りに秀でた人、人をマネジメントするのがとても上手な人、お客様の対応がとにかくすばらしい人、そんな人たちが集まって仕事をしています。だから、決して一人では無いんですよね。自分の欠点・できないことを補える誰かがいれば、安心して仕事をしていくことができると思います。
でも、どれもこれも、自分を知り、理解しなければ始まりません。自分の弱いところを隠していては、そこがばれないようにとしていくしかありません。それでは、自分自身がどこに向かっていいのかさえわからなくなります。

そして、なによりも大切なのは、自分にかけている部分を補ってくれている誰かを尊敬することです。誰が偉いとか偉くないとかそういう話では無いんですよね。デザインに特化している人はその人のできることを、マネジメントに秀でた人はその力を、それぞれがそれぞれと手を取り合っているのです。

そういう気持ちを持って生きていきたいですね。

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