セミナーでアプリケーションデモをやる時は・・・

昨日に続いてセミナーネタを・・・

私はどちらかというとアプリケーションデモを中心としたセミナーや講座を多くやってきたこともあり、ジョブズのようなプレゼンテーションには憧れがあるのですが、アプリケーションデモにはいくつかの注意すべき点があるので少しばかり紹介したいと思います。

アプリケーションデモって、普段の自分の操作を行えばいいかというとそう簡単にはいかないのがセミナーというもの。今は昔と違ってPC環境も安定して突然マシンがフリーズするっていう機会はかなり減ってはきていますが、普段と同じことということはつまりPCやソフトウェアがなにかが原因で不具合を起こす可能性だってあるということ。したがって、そういうリスクが必ずついてくるということを念頭に置いておく必要があります。その念頭を元に、必ずしておかなければならないのが、入念なアプリケーションデモのリハーサル。

昨日のエントリーでも書いたリハーサル的なことですが、セミナーではセミナーの魔物でもいるのかと思うくらい思っていた以上に時間がかかることがあります。したがって、単にアプリケーションを操作するだけでなく、そこに説明をつけるのであれば、必ず話しながらの練習は必須です。

セミナーでは、沢山のことを伝えたいという思いが、講演者の中では必ずあります。緻密な計算のもと練習してきていざ当日会場についたら、「これも入れてみようかな」なんてことを思って、リハーサルには無いことを付け加えようとすることがあります。これが、スライドだけであれば、付け加えるスライド分の時間配分を考えるだけでよいのですが、アプリケーションデモの場合は細心の注意が必要です。一つは、時間配分。これは言わずもがなですが、既に決められている時間があり、その時間軸で練習をしてきた中に、追加のデモを入れることで時間配分が大幅に変更になる可能性が高いです。前途の通り、アプリケーションデモにはフリーズの可能性が高いというリスクがついて回るので、そうなってしまうことも頭に入れておかなければなりません。

二つ目は、想定外の動き。それまで練習をして完璧だと思っていた操作が、その追加のデモを入れたことで想定外の動きをしてしまう可能性があるということ。 従って、とにかくデモを追加するなら、バックステージで必ず練習をしましょう。練習する時間がないのであれば、そのときはその内容の紹介はあきらめた方が得策です。かわりに、口頭でもいいので、「こんなことできるのですが、これはまた次の機会に」とか「この時間が終わったらご覧いただきたい方は声をかけていただければ・・・」みたいな風にすれば、会場に来てくれた方とのコミュニケーションもはかれます。

そして最後は、操作するファイルをいじらない。さんざん練習してきたのに、ちょっと色気を出してファイルに手を加えてしまって大失敗なんてことは、実は結構あります。それも練習するという範囲ではなく、ちょっとしたコードを変えてしまうことで別の部分に影響してしまい、実際にデモを始めたとたんそれがわかったというような感じです。したがって、もしどうしてもファイルをいじるようなことが必要なら、いじった後、簡単な通しでいいので、アプリケーションデモを行ってみてください。なにかしらの問題発見につながります。

あと、アプリケーションデモを行う際に、コードを書いていたりするときってとかく無口になってしまうことが多いですよね。作業に集中しているのですからある意味仕方ないのですが、これだと会場の人が置き去りにされた感じになるんですね。なので、入力している文字やコードを声に出してみると良いです。会場によっては後ろの方では何を入力しているのかわからないということもあるので、そういう人に向けて、今どんなコードを書いてるのですよと伝えることにもなりますし、なによりも突然おこる静けさがなくなります。アプリケーションデモを行うのがほとんど初めてという場合は、この部分を実践するだけでもかなり違います。少しずつ慣れてきたら、コードを声に出しながらさらに説明等ができるようになると思います。

突然おこるアプリケーションやマシンのフリーズ対策も必要です。とりわけ、プレゼンテーションとアプリケーションなどさまざまなソフトを立ち上げているととかく不安定になる要素は、プレゼンテーションソフトだけを立ち上げている場合とでは格段に上がってしまいます。そこで、プレゼン前には必要なソフトだけをあらかじめ立ち上げておくこと、これにつきます。普段自身が使っているマシンを使うことが多いのかと思うのですが、そうするとメーラーやTwitterクライアント等いろんなものを自動起動させてしまうことが多いと思います。それらのアプリケーションは必ず終了させましょう。また、こうしたアプリケーションの中にはデスクトップ通知機能がついているものもあります。うっかり立ち上げていて、たまたま会場のネット環境につながっていたことで、デスクトップ通知で業務メールをうっかり受信してSubjectやSenderを会場にだだ漏れ状態なんてことがなくなります。

こうした問題もあって最近は操作部分を動画にしてしまうことが多くありますね。動画にすれば時間もコントロールできるようになるし、動画再生中にトークをのせることができるようになります。アプリケーションをこれでもかと立ち上げてドキドキしながらセミナーをする必要もなくなり、精神的に落ち着いてトークに打ち込めます(笑)。ただし、動画を作るということは、それなりに時間もかかるので、余裕を持って準備をする必要があります。

だらだらと書いてしまいましたが、これはセミナーだけでなく社内勉強会等でもアプリケーションデモを行うような機会ってなにかしらあると思われます。こうした部分にちょっと気をつけるだけで、良いセミナー、勉強会になるので是非とも忘れないでほしいなと思います。

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